各種香原料・薬種の説明
フウロソウ目カンラン科ミラルノキ属の樹脂。
アラブ地方、アフリカ
最古の香料の一つ。
ミイラ作りに防腐剤として使用された。
鎮静・鎮痛に薬効あり。
焚き香料、防腐剤など。
乳香樹の樹脂
アラブ地方、エチオピア、インド等
没薬と同じく最古の香料の一つ。
現在でもキリスト教の教会などで焚かれる。
焚き香料、線香など
クンロクコウ類の樹脂
インド、イランインドネシア他
樹脂が土中に埋没して生じた半化石状樹脂。
正倉院にも保存。
五香の一つとして重要な香料だったが現在の使用量はそう多くない。
煉香など
龍脳樹の樹脂
インドネシア
白い鱗片状の樹脂の結晶。芳香は涼やか。
焼香や線香など用途は広い。
防虫・防腐効果に優れる。
防虫香、匂袋、焼香、線香など多岐
エゴノキ科の安息香樹の樹脂
タイ、インドネシア等
薫香の保香や化粧品などに用いられる。
甘い香りで、呼吸器系に薬効あり。
粉末にして使用することが多い。
煉香、線香、焼香など
クスノキ科の常緑高木の樹皮
スリランカ、中国、ベトナム
用途が広く様々な香製品に使われる。
生薬として健胃にも用いられる。
香料、食品香料、薬種
フトモモ科の常緑高木の花蕾
モルッカ諸島、インドネシア、 東アフリカ
蕾が釘の形に似ているため丁字の名がついた。
胡椒と並ぶ代表的スパイスで料理にもよく使われる。
防腐剤や健胃にも効果がある。
食品香料、薬原料、匂香、線香、焼香など。
ショウガ科ウコン属の多年性草木ウコンの根茎
インド、南アジア
平安時代には五香の一つとして重要だった。
香料や染料、薬材として使われる。
カレー粉の原料として有名。
生薬として健胃に薬効がある。
染料、薬材、食品染料など。
オミナエシ科草本の根・茎
中国、インドなど
香料としては根が適しており、茎は生薬として鎮痛、健胃に用いられる。
単独では芳香といいがたいが、他の香料と組み合わせると香に厚みが増すため、調合香に多用される。
匂香、焼香、線香など
多年草の根・茎
中国南部
輪切りにし、乾燥させて用いる。
防虫効果があり、衣類の虫除けにも使用される。
匂香、焼香など
中国産の草本の茎・根
中国
清涼感のあるクールな香り。
粉末にして調合香に使用される。
線香、印香、煉香など
シソ科の多年生草本の葉
インドネシア
香料としては精油が主であるが、調合香にもよく使用される。
パチュリーの名でよく知られる。
防虫、解熱、鎮痛に効果あり。
匂香など
サクラ草科の草本の葉
中国
甘松と同じく香りが強烈で、スパイスとしてカレー粉などにも使用される。
食品香料、塗香など
モクレン科の常緑樹の実
中国南部、インドシナ半島北部
八角の星型をしており、中華料理のスパイスとしてよく利用される。
防腐や生薬として健胃に効果あり。
スパイス、線香、匂香、焼香、印香など
巻貝の蓋
アフリカ
粉末にして調合香に用いる。
保香剤として重要な役割を果たす
煉香、線香など
偶蹄目ジャコウジカ科の雄の分泌物
中国、ネパール、シベリア
麝香自体は芳香とはいいがたいが、極度に薄めると見違えるほどよい香りになり、保香剤として広範に使用される。
非常に高価で高級品以外では合成麝香が用いられる。
強心剤として漢方でも使用される。
匂香、線香、煉香など
抹香鯨の分泌物
南洋
抹香鯨の消化器内に生じるロウ状物質。
保香に用いられ、麝香とともに動物性香料の双璧をなす。
強心、鎮痛に薬効あり。
薬種
イッカクの角
北氷洋
イッカクの雄の門歯が発達したもの。長さは約2メートル。
解熱、解毒作用がある。
薬種
胆石
オーストラリア他
牛の胆嚢又は輸胆管内に生じた結石。
球形又は塊状で直径1~4cm。
解熱、鎮静、強心作用がある。
薬種